「何調べてたの?ツルギ」
「そういやオレも聞かされてねーな」

「…私の、幼い頃の記憶。木ノ葉に来るまでの…生活のことだよ」

ごくり。ツルギ除く、3人が生唾を飲んだ。





「…ッう、ぐッ!!!」


ハァハァ

(この病を治せるのは波紋一族しかいない…支給された薬だけじゃ、足りない)


快晴の朝に蝿が一匹ミナモの目を横切った。

「早く、見つけ出さなければ。波紋ツルギ…」

「ミーナモ!」
「ゆう」

「おはやう!今日の朝ごはん作りに来たよーーーッ!!!相変わらずかわいいなあお前!!!」

「そのテンションやめてくれないかなゆう。疲れるんだけど」
「いいじゃない。どうせツルギって子が見つかったら、彼女にしか目をやらなくなるんでしょ?その時まで私の方向いていてくれてたっていいじゃない」


「…僕は急いでいるんだよ」

「分ってる分かってる!今から調理に取り掛かるからね」

『この子だけは、どうか、どうか木ノ葉に入れてください!!』

「…本当の姉妹だったらよかったよね、ツルギ」

「ゆう?」
「あ、ごめんね。独り言。今日はよく蝿が飛ぶね?」
「油目一族の血を引いているからね。ご本家ではないから制御ができないだけだよ」

「夢波一族は油目一族が先祖だもんね。はい!ゆう様特性トンボのグラタン!!!」
「…食べれるの?」
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